
更新日 2024/12/20
Windows 10 OSは2025年10月14日にmicrosoft公式のサポート期間終了を迎えます。
端的に申し上げますと、サポート期間終了後も引き続きWindows 10を使用することは自体は可能ですが、
ライセンス違反となる可能性がございます。
OS移行したくても
急速なオンライン化にシステムが追い付かない!
お客さまの環境によっては、特に法人や企業様がご利用の場合はシステムの開発がWindows11に対応していないなど、どうしてもWindows10でないと動かせないシステムがありWindows11への移行に踏み切れないご事情が往々にしてあると思っています。
現に2024年になった今でもWindowsXPやWindows7のパソコンをご購入頂くお客様が多くございます。
また近年の急速なオンライン要求に対して、例えば医療機関での診療報酬明細書(レセプト)の発行などは以前まではディスクや紙で請求されていましたが、令和6年4月以降からオンライン請求が義務付けられるなど、さまざまなシステム変更によって迅速な対応に追われている中、Windows11への移行対応が間に合わないままにWindows10サポート終了期間を迎えてしまいそう…
とお悩みの方も多いはず。
こうした様々なご事情の中Windows10をご利用し続けるにあたり、事前に把握しておかなければならないことや注意点とともに、
「パソコン専門店:カールシステムズとしての我々ができること」をみなさまに提示させていただきます。
「サポート切れ」というものはそもそも買い替えが必要なのか
2025年10月14日以降、WindowsUpdateを通したWindows10の無料ソフトウェア更新プログラム、テクニカルサポート、セキュリティ修正プログラムがMicrosoft方提供されなくなることがアナウンスされています。
「Windowas 10で使ってるマシンが危険にさらされるようなことが起こっても、2025年10月14日過ぎたら公式は助けないよ!自己責任ね!」ということです。
現在ご利用のWindows10パソコンはサポート期間終了後も引き続き利用できますが、システム強化がされない状態となり、悲しいことに日々巧妙化され続けているウイルスやマルウェアの脅威に適応できず、
・パソコンが動作不調を起こす
・データファイルの変更や削除
・個人情報など重要データの流出
などの被害が発生する可能性が高くなります。
さらに感染したウイルスはネットワークやデバイスを通じて感染経路を拡大させていくため、リスク対策を行わないことは組織や身の回りの環境にも悪影響を及ぼすことにつながってしまいます。
サポート期間が過ぎたら鬼のような勢いリスクに晒されてパソコンが壊れる!というようなことは考えにくいですが、その可能性が徐々に、あるいは急速に高まってゆく、とお考え下さい。
このことからネットワークに接続する用途でのパソコンは、サポート期限終了前にWindows11へ移行することを推奨します。
オフラインで利用する場合には、Windows10を使い続けても目に見える問題は発生しないと思って頂いて良いです。
例えば、データの保存や閲覧用、ダウンロード済のゲームのオフラインプレイ、ネットワークから遮断された状態での特定の機器を制御するための用途、などがこのケースに当てはまります。
ですが、SDカードやUSBメモリからのウイルス侵入も前例があるため、メモリデバイスを通じたデータの受け渡しも避けるべき行動となります。
よって基本的に「Windows 10 OSは2025年10月14日以降には一切のネットワーク通信・媒体の接続をしない場合に限り、Windows10が利用できる」とお考え下さい。
注意!Windows 10 Proを使い続けるには
「ライセンスが別途必要」
ただし、Windows 11 Proのダウングレード権により、Windows 10 Proがインストールされたパソコンをご利用される場合は、 Windows 10 Proのサポート期間内のみダウングレード権行使が有効である旨がmicrosoftより公表されています。
砕けた表現をすると
「Windows11のパソコン買ってくれたからWindows10で使ってもいいよ!でもWindows10のサポート期間過ぎたらWindows11で使わなきゃダメ!」ということです。
ライセンス違反をすると、急にマシンが使えなくなる…とかではありませんが、過去にmicrosoftが企業にライセンス違反で訴訟を起こした例もございます。
サポート期間終了後に引き続きWindows 10 Proをご利用希望される際には、ライセンス違反とならないよう
ボリュームライセンスもしくは正規DSPライセンスを通じて、ライセンスを別途取得いただく必要がございます。
こちらは「ダウングレード権を利用しWindows 10 Proを利用している場合」ですので、Windows 10がプリインストールされている場合には該当しません。
Windows11へアップデートできるWindows10、でも
現在お使いのパソコンをネットワークに接続して使いたい場合は
Windows10をWindows11にアップデートすることを検討されるでしょう。
Windows10ダウングレード権を行使したWindows11をご利用の場合は、【WindowsUpdate】の設定画面からWindows11へのアップデートが可能です。
設定【WindowsUpdate】の画面内に
「Windows11を実行できます」「Windows11,ver**の準備ができました」のような文言がある場合は、
そこからすぐにアップデートが可能です。
該当の文言がない場合でもアップデートできる要件については、以下のように発表されています。
- プロセッサ:
- 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)。該当の型番はこちら
- メモリ:
- 4 ギガバイト (GB)
- ストレージ:
- 64 GB 以上の記憶装置
- システム ファームウェア:
- UEFI、セキュア ブート対応。トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0。
- グラフィックス カード:
- DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応。
現在お使いのソフトウェアがWindows11に対応しておらずソフトウェアやデータが破損する可能性も多分にありますため、アップデート作業についてはお使いのソフトウェアがWindows11に対応しているかお確かめの上実行してください。
お客様の自社開発の業務システム等が特定のOSでないと対応できない等は多くお聞きするケースです。
アップデートに関する注意点はこちらの記事をご確認ください。
いずれWindows11に移行したい。
けど今は安全に利用できるWindows10を確保しておきたい。
これまでのことから、「ネットワークに接続したいけど、今すぐにはWindows10に移行できない」の状況に関して、段階を追って問題解決するための提案をさせていただきます。
カールシステムズからの提案①
10永続ライセンス付与されたパソコンの導入
Windows 11 Proのダウングレード権により、Windows 10 Proがインストールされたパソコンをご利用される場合は、 Windows 10 Proのサポート期間内のみダウングレード権行使が有効である旨がmicrosoftより公表されています。
サポート期間終了後に引き続きWindows 10 Proをご利用希望される際には、ライセンス違反とならないよう
ボリュームライセンスもしくは正規DSPライセンスを通じて、ライセンスを別途取得いただく必要がございます。
ライセンス単体の販売はございません。
弊社では正規DSP版ライセンス付きWindows 10の販売を行っておりますので
2025年10月15日以降もWindows 10 を使い続ける予定の場合は、【Windows 10 永続ライセンスあり】の商品をお選びください。
当店でライセンスをセットアップした状態の商品を発送させていただきます。
Windows 10 Proがインストールされている商品でも、2025年10月14日以前にWindows 11 Proに置き換えてご利用いただく場合には、本オプションは不要です。
カールシステムズからの提案②
Windows 10・Windows 11 デュアルブ―トが可能なパソコンの導入
デュアルブートとは:1台のコンピュータに複数のOSをインストールし、起動時にどのOSを使用するか選択できる方式のことを指します。
こちらはWindows 10 Pro永続ライセンスを付与し、
Windows 10 Pro・Windows 11 Pro両方のどちらも使えるようにデュアルブートの設定を施します。
PCを立ち上げるたびにWindows 10 とWindows 11 のどちらのOSを利用するか選択することができるため
「システムに適応したOSに切り替えて使いたい」
「コンパクトにWindows 10・Windows 11 で実機検証したい」など
状況に合わせてOSが選択出来、大変便利な機能になります。
OS以外はマシンの仕様に揺らぎの無い状態でWindows10 ・Windows11とともに実機で検証ができ、自由なタイミングで切替が出来ます。
さらに設定次第で片方のOSのみネットワークから切り離すこともできますので、Windows 10 のサポート期間終了後はネットワークから切り離すこともでき、脆弱性のリスクにさらされることも回避できます。
ご希望の際は【Windows 10 +Windows 11 デュアルブート版】をお選びください。
当店でライセンスとデュアルブート設定をセットアップした状態の商品を発送させていただきます。
またデュアルブート版の商品はストレージを2つのOSで分割する形になります。
ご購入ご検討の際は、1つのOSに対するストレージサイズが全体のおおよそ半分になっても問題がないか、仕様をご確認いただいた上で購入ください。
なお上記のオプションは選択可能な機種のみオプションの表示がございます。
終わりに
Quart systems ONLINEでは新品・中古のWindows11/Windows10パソコンの取り扱いがございます。
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